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Series 10030製造年次による変更点と車内
〜製造年次による変更点〜
(10030系)
・昭和63年度製造::11431F〜11434F・11631F〜11633F・11480F

・平成元年度製造:11435F〜11438F・11634F・11031F・11032F
側引戸の材質がステンレスからアルミに変更されました。
側引戸自体の外観は塗装されているので見た目は変わりませんが、重量が軽くなったことから走行時にバタつくことがあるようです。

・平成2年度製造:11439F〜11443F・11635F〜11639F
ラジオ受信・増幅装置が上り方先頭車の屋根上に設置されています。
この装置は10050系に製造が移行しても設置されています。2連に関しては、上り方先頭車にパンタグラフがあるため、下り方のTcに設置されています。

・平成3年度製造:11444F〜11448F・11640F〜11644F
平成3年度製編成のうち一部編成では電動機用の通風器形状が変更されています。
・【平成2年度製以降】ラジオ受信・増幅装置の有無

▲2連のTcに搭載されているラジオアンテナ


▲ラジオアンテナが設置されているクハ11442
画像左の2位側、クーラーキセの左にある機器がラジオアンテナ


▲ラジオアンテナが設置されていないクハ11031
・電動機用の通風器の形状

▲横から

▲横から
ほとんどの編成に搭載されている通風器 当該編成の大型の通風器
11644F、11447F、11448Fの3編成は電動機用の通風器が搭載されています。
〜製造年次による変更点〜
(10050系)
・平成4年度製造:11251F〜11255F・11451F・11452F・11651F〜11657F
平成4年度から製造された編成は、車椅子スペースの設置、天井に冷房効率向上のためにスイーブファン(補助送風機)を設置したこと、それによるクーラーのキセ形状の変更(分散式から連続式へ)されたことに伴い、ベンチレータが廃止されています。
 このような仕様変更により、編成番号が10030系の続番とならずに2、4、6連とも50から開始(「11*51」からスタート)する形で振り直されています。

 また、本年度から製造された2連は増結用の2連は床下スペースの関連からヒューズボックスを屋上へ移設されています。
全車両このバージョンで製造されており、2連に関しては分散クーラーの車両は存在しません。


・平成5年度製造:11453F・11454F・11658F〜11660F
本年度から強制パンタ上昇装置が取り付けられている。これは、降雪時などでパンタグラフが上昇しなくなった際、空気圧を用いてパンタグラフを強制的に上昇させる装置(だったはず)で、その後、10050系に限らず、下枠交差式のパンタグラフを用いている車両に普及しています。
また、新製時に自動解結装置の設置準備がされた状態で落成しています。

・平成6年度製造:11256F〜11262F・11455F・11456F・11661F〜11664F
本年度から、自動解結装置が本設置されています。
また、運転情報装置の準備工事が実施されています。
(停車駅が近づくと「次駅停車」が点滅)

・平成7年度製造:11263F・11264F・11457F・11665F
運転情報装置の本設置がされています。

・平成8年度製造:11265F〜11268F・11459F〜11461F・11666F〜11668F
平成8年度に製造された編成はキセ側面に通風用の換気口がなくなっています。
【平成4年度以降】冷房装置・キセの違い
10030系の分散型クーラーと通風器 10050系の連続型クーラー
10030系はクーラーキセ4基が別で搭載され、通風用ベンチレータもそれぞれ別個に取り付けられています。
10050系はスイーブファン(補助送風器)を取り付けたことから別個にあったベンチレータが廃止され、クーラーキセも一体型の大型で長いものとなっています。
・【平成8年度製】電動機用の通風口の形状

▲横から

▲横から
通風口あり
(平成8年度まで)
通風口無し
(平成8年度以降)
平成8年度に製造された編成はキセ側面に通風用の換気口がなくなっています。
車内
10030系の車内は10000系後期車を踏襲していますが、床敷物の色が緑から茶色に変更され、ドアに化粧板と同じ色で塗装がされたことで全体的に雰囲気が変わりました。
天井では冷房の吹き出し口が細くなり、座席は袖仕切にポールが増設され2本となった点と、車端部の着席定員が4名から3名に変更された点が挙げられます。
長い座席は7人掛けとなっています。 車端部の座席は10000系は4名だったのに対し、
10030系では3名に変更されています。
10050系ではスイーブファン(横流送風機)が設置されたため、茶色の冷房吹き出し口の間に銀色の整風板が設置されています。
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