cars
Series 50000
 50000系列は平成16年から製造されている通勤型車両で、従来車両よりもバリアフリー・省エネルギー・メンテナンスの簡略化を目指し、「人と環境にやさしい次世代車両」をコンセプトとして製作されました。
また、日本鉄道車輌工業会の定める、通勤・近郊電車の標準仕様ガイドライン仕様に則して設計されています。

 車体は日立製作所のA-trainブランドを採用し、アルミ製ダブルスキン構体を用いています。この製法は、アルミ同士を接合面が出ないように強い力で押し当て、摩擦熱を用いて溶接するFSW(摩擦撹拌接合)方式で、ビート類の無いすっきりとした外観が実現できるようになりました。
東武鉄道の通勤車両では初のアルミ製の車体を採用し、戸袋部分にシャイニーオレンジのブロックシールが張付されています。

制御機器は日立製2レベルIGBT式VVVF制御を採用していおり、制動装置には電気指令式ブレーキに加え、30000系で導入実績のある純電気ブレーキが併設されています。
また、今形式から車両情報制御装置を取り付けたことで、走行状態の表示や自動放送の有無、車内の温度管理などがモニターから容易に行えるようになりました。
またこの装置の取り付けで大幅に車体間の配線を省略でき、メンテナンスの簡略化が図れた点も特筆されます。
(a)各形式の詳細と特徴
(b)車内
(c)主要諸元と機器類
戻る
inserted by FC2 system