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Series 30000 -(b)製造年次による変更点と地上転用-
30000系は、平成8年から平成15年まで、6年間にわたり製造され、製造年次によってほぼ1年おきに変更されている箇所があります。以下、この変更点についてご紹介します。
また、50050系の登場によって発生した地上転用についてもここで述べます。
製造年次による変更点
※ 下線の項目がこのページで紹介しています。
 赤い色の項目は (C) 車内 のページで紹介しています。
※ 
コンプレッサーの変更については (E) 主要諸元と機器類 のページで紹介しています。

【1次車・平成8年度〜9年度】 31401F〜31403F、31601F・31602F

31401F・31402F・31601Fはモーター通風口が20050・20070系と同じ小型のものを採用
(これ以降の編成は大型のものに変更
・31403Fは試験のためバケットシートを搭載 (その後1次車以外の全編成に反映)


【2次車・平成10年度〜11年度】 31404F〜31406F、31603F〜31606F
・基本的に1次車を踏襲、バケットシートを本採用
・31406Fは30000系唯一の富士重工製の編成

【3次車・平成12年度】 31407F、31607F・31608F
座席の仕切りが水色の大型化のものに変更、スターションポール設置(後に全編成に反映)
側窓の片側半固定化
上り方Tcのラジオアンテナ変更

【4次車・平成13年度】 31408F〜31410F、31609F・31610F
・停止0km/hまで電制がかかる全電気ブレーキ(逆相ブレーキ)を導入(後に全編成に反映)
・31610Fではスクリュー式コンプレッサーRW-20を試験採用、以後5次車に反映
また同編成はアルナ工機の最終製造編成、以後は全編成東急車輌製

【5次車・平成14年度〜15年度】 31411F〜31415F、31611F〜31615F
・スクリュー式コンプレッサーRW-20を本採用、以後5次車に反映
田園都市線内での急行灯廃止に伴い、新製時から急行灯を廃止
室内の化粧板の模様変更
・新製時からATS/C装置を設置して出場
・【1次車】 モータ通風口の差異
第1編成 その他の編成
・【n次車】 転落防止幌の形状

調査中です

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第1編成 その他の編成
・【3次車】 ラジオアンテナの形状
〜2次車 3次車以降
上り方Tc車に設置されているラジオアンテナは、2次車(〜31*06F)までは10030系と同じ大型のものが、これ以降の編成は小型のものが取り付けられています。
・【3次車】 側窓の固定化
1次、2次車(〜31606F、〜31406F)は側窓がどちらも開閉できます。

3次車以降(31607F〜、31407F〜)は側窓の片側が固定化され、片側のみ開閉できます。
・【5次車】 化粧板の模様変更
〜第10編成 第11編成〜
5次車から車内の化粧板のデザインが変更されています。
4次車まではU字の文字が毛糸のように絡まった模様、5次車以降はV字の模様となっています。
・【5次車】 急行灯の有無
〜第10編成 第11編成〜
4次車(第11編成)以降は東急線内での急行灯廃止のため30000系でも新製時から省略されています。
その後の地上転用に際して、急行灯が設置されていた車両も撤去されています
(ただし31610Fの下り方のクハ36610のみ、急行灯が残っています)
※3次車の座席の仕切りについては、 (c)車内 の方をご覧ください。
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