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Series 200,250 | |
▲200系初期車(201F〜206F) |
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200系後期車(207F〜209F) |
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200系 | |
200系は平成2年に登場した伊勢崎線急行(当時)用車両です。 登場当時の伊勢崎線急行であった「りょうもう」は、特急格上げも視野に入れて最高速度の向上を計画していましたが、1800系では限界であったことから新型車両の投入が決定されました。 そんな中で100系スペーシアの登場で撤退したDRCの走行機器を流用し、車体を新製して200系が登場しました。 車体は鋼製でジャスミンホワイトの車体にりょうもう号のシンボルであるローズレッドの帯を纏い、窓周辺に黒色をまとう事で全体的に引き締まったデザインとなっています。 床下機器は前述のとおりDRCからの流用で、回生ブレーキを使用できるよう機器が改良されています。 台車に関してもDRCから流用し、ミンデン台車が取り付けられています。 座席はフリーストップ式のリクライニングシートを採用していますが、203F〜206FについてはDRCから流用したシートにリクライニングの機能を追加した上で再利用しており、他の編成と同じ橙色のモケットの張替えた上で使用されています。 平成2年から平成6年までに201F〜206F(初期車)までが製造されて一旦製造が中断されるも、平成9年に共通運用となっていた1800系とのサービスの差を無くすために207F〜209F(後期車)の3本増備しました。 この207F以降の後期車は、同時期に製造されていた30000系と系と部品を共通化させたため、前照灯のHID化、シングルアームパンタグラフの採用と真空式トイレへの採用、車椅子スペースおよび車椅子対応トイレの設置が行われました。 (ライトに関して、初期車と後期車では前照灯と尾灯の位置が逆になっています。おそらく、初期車は10030系と同じライトケースを採用し、後期車は30000系と同じライトケースを採用したからと予想されます) 車椅子スペースの設置とトイレの改造については206Fまでの既存編成についても工事の上改造されています。 余談ですが、東武博物館や岩槻公園などに保存されているDRCは、200系に台車を提供したため、以前履いていたアルストム台車(FS-344)に変更されています。 |
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200系初期車と200系後期車のライトケースの差異 | |
200系初期車 (前照灯が外、尾灯が内) |
200系後期車・250系 (前照灯が内、尾灯が外) |
250系 | |
250系は平成10年に、運用増強と1800系のりょうもう完全撤退を目的に製造されました。 この際、200系の種車であるDRCが元々9編成しかなく、この編成に限り車体のみでなく足回りも新規で製作されました。 制御装置には30000系と同様の日立製IGBT式VVVF装置が搭載され、台車も高速走行時の揺れに対応すべくヨーダンパ付のボルスタレス台車が採用されました。これらのことから形式は200系でなく250系とされ、別形式となりました。 車体関係については200系増備車に準じており、パッと見た感じでは見分けが付きませんが、パンタグラフの向きで判断することができます。(下記参照) この250系の導入により最後の1800系の1819Fが予備扱いとなり、りょうもうは全編成200系列化されました。 なお、200系、250系とも館林出張所が手狭な関係で、4号車(モハ200-4、サハ250-4)に入換用の簡易運転台が設置されています。現在は月検査の実施場所が春日部支所に変更されたため、この運転台は使用されていません。 |
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200系の簡易運転台部分(西新井工場にて、敷地外から撮影) | |
200系と250系の見分け方 | |
200系は枠で囲ってある車両ごとにMユニットを組んでいるので2、3号車にパンタグラフが設置されています。 250系はVVVFを採用したためMT比が3:3となり、M車配置も一般の通勤車と同じになりました。 このため、2号車と5号車のみパンタが搭載されています。この点で200系後期車と250系を見分けることができます。 |
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200系の台車 | |
TRS-67M(FS370A・全車で使用) |
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250系の台車 | |
TRS-96T(SS-051・T車用) |
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TRS-96M(SS-151・M車用) |
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200系 車輌概要 | |
使用路線 | 本線、佐野線、桐生線 日光線(工場への回送時のみ) |
配置検修区 | 南栗橋検修区館林支所 |
所属編成数 | 6連:9編成 |
更新業社名 | 東急車輛、アルナ工機 |
制御方式 | 抵抗制御 |
起動加速度 | 2.23km/h/s |
減速度 | 3.7km/h/s(常用) 5.0km/h/s(非常) |
歯数比 | 75:20 = 3.75 |
最高速度 | 110km/h(設計) 110km/h(営業) |
250系 車輌概要 | |
使用路線 | 本線、佐野線、桐生線 日光線(工場への回送時のみ) |
配置検修区 | 南栗橋検修区館林支所 |
所属編成数 | 250系:1編成 |
製造業社名 | アルナ工機 |
制御方式 | 日立製IGBT式VVVF制御 |
起動加速度 | 2.23km/h/s |
減速度 | 3.7km/h/s(常用) 5.0km/h/s(非常) |
歯数比 | 95:18 = 5.28 |
最高速度 | 110km/h(設計) 110km/h(営業) |
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