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Series 10030修繕工事
 平成22年からは11635Fを筆頭に、作業は津覇車輌館林において修繕工事が開始されました。
10000系の修繕工事にならって、足回りは換装せず(11032F除く)、外装はスカート設置や車外スピーカの設置や行先表示器のLED化などが行われました。
なお、パンタグラフのシングルアーム化、妻引戸の増設は行われていません。

修繕工事を実施した編成は下記の通りです。

編成番号 修繕年度 配置
11635F 平成23年 春日部
→平成25.7に七光台転属
11636F 平成23年 春日部
→平成25.10に七光台転属
11641F
+11445F
平成23年 森林公園
(半固定化)
11642F+11438F 平成24年 森林公園
(半固定化・下り方幌撤去)
11640F+11440F 平成24年 森林公園
(半固定化・下り方幌撤去・鴨居部LCD新設)
11632F 平成24年 春日部
→平成25.5に七光台転属
11032F 平成25年 森林公園
(VVVF化・鴨居部LCD新設)
11631F 平成25年 七光台
鴨居部LCD新設)
11638F+11446F 平成25年 森林公園
(半固定化)
11639F+11443F 平成26年? 森林公園
(半固定化)

修繕内容(外装)
スカートの取付 1M車(モハ15600)の1パンタ化
(配線はすべて撤去、台座のみ残存)
  
車外スピーカ設置
・前照灯のHID化
未修繕車 修繕車
また、前照灯のHID化が行われています。
未修繕車と修繕車で前照灯と尾灯が入れ替わっています。
・前面幕周りの色変更(紺色からグレーに)
・遮光カーテンの設置
・ワイパー交換
未修繕車 修繕車
幕(表示器)周りは紺色(黒色)からグレーに変更になっています。
ワイパーも大型の電気式のものに交換されています。また、遮光カーテンも設置されたようです(運転士側のみ)
・行先表示器の(フルカラー)LED化
未修繕車 修繕車
 前面、側面とも表示器は幕からフルカラーLED式の表示器に交換されています。
表示は9000系と同様明朝体となっています。
・ベンチレータの撤去
未修繕車 修繕車
8000系と同様に、屋上のベンチレータが撤去されています。(モーターの通風器は残存)
・車側灯の変更
未修繕車 修繕車
 
修繕車(平成24年度修繕車から)
車側灯はLEDの大型のものに変更されています。
また、平成24年度修繕車からはケーシングが透明のものに変更されています(確認中)
修繕内容(内装)

 修繕車は内装が変更され、50000系(一部は50050系増備車)に準じた内装に変更されています。
化粧板はクリーム色から純白色に変更、床敷物もグレー系のものになり、ドア部の敷物は黄色となっています。
10000系の後期修繕車と同様、ドアは黄色のテープが貼られており、手すりは黄色に塗装されていません。座席も50000系後期車と同じく青色のモケットに変更され、優先席部分も50000系列と同じ薄緑色に変更されています。
座席の仕切りが大型のものに交換されたほか、未修繕時代には無かった4-3のスターションポールが設置されています。
7人掛けの座席 3人掛けの車端部座席
車内インテリア変更、車いすスペース設置
(9000系と同様)
車椅子の車輪部分のドアレールの欠き取り設置
(車椅子スペース横のドア部分のみ)
東上線所属車の10連化と運転台撤去
 平成23年から森林公園検修区所属の修繕工事に際して、6連と4連を10連の固定編成化するため、中間運転台となるクハ16600とクハ11400の運転台機器やスカート、ライト灯具の撤去が行われ、8000系の半固定車のようなスタイルとなりました。
また、同時に先頭車は電気連結器が撤去され前面のスカート周りがさっぱりしています。
(一部の未修繕車の編成でも、転落防止幌の設置は行われているようです)

また、半固定化に際して同2両の形式がクハからサハに変更されています。
(しかしながら車内のプレートはクハのまま…、おそらく省令改正工事絡みで、クハには運転情報記録装置の設置が義務付けられた事によるものだと考えられます)

ちなみに、修繕工事時に行った床敷物の変更は乗務員室部分には実施されておらず、未修繕車時代のままとなっています。
また、修繕工事時に運転台の内装周りははグレーに変更されましたが、撤去部分は未修繕車同様の緑色となっています。

修繕工事によって固定編成化された編成は下記の通りです。

・編成固定化に伴う変更点
転落防止幌の設置 運転台機器の撤去
運転台部分の曇りガラス化 運転台部分の床敷物は未修繕車時代のまま
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