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Series Moni-1473
 
下り方先頭
上り方先頭

※一般公開時に撮影
車輌について
モニ1473は、昭和4年に汽車会社でクハニ2形として製造され、昭和13年に荷物室を撤去して旅客車化されました。
その後、両運転台工事を実施しデハ101形106号車となった後、昭和24年に大改番が実施された際にモハ1401と改番され使用されました。その後の昭和40年に、それまで郵便、荷物車であったデハ5形電車が3000系に更新修繕されることを受け再度荷電化され、モニ1473となりました。モニ1473以外に、いずれもモハ1400形式から改造されたモニ1470形式がモニ1471〜1476まで在籍し、荷物輸送に従事していました。

 昭和58年になると東武鉄道で荷物輸送が廃止となり、他のモニ1470形式は廃車となっていく中、モニ1473は救援車兼西新井工場の入換車として抜擢されました。それまで入換車として使用されていたモハ1101が東武博物館で保存されるための代替として抜擢されたもので、この時上毛電鉄から譲り受けたモハ161も時を同じくして入換車に抜擢、2台体制で使用されました。
入換車となった時に作業の効率化のため下り方先頭車の運転台が左側に移設され、運転士側の前面窓が8000系の未修繕車のものと交換され、窓が若干横長になったスタイルとなりました。その他、側扉が部品確保のため7800系と同じものに交換されたものの、大きくスタイルが変わらず活躍します。
長きにわたり活躍したモニ1473、平成11年には杉戸工場に全検入場し今後の活躍も期待されましたが、平成13年には車籍が抹消されてしまい、側面表記も「モニ1473」から「入換機」に変更されてしまいました。平成16年に西新井工場が閉鎖され、閉鎖後も工場内に留置されていましたが、同年7月に解体され生涯を閉じます。

ファンの間では「モニ」と呼ばれ、いわば西工のアイドル的車両でもあり、東武鉄道史では貴重な車両だっただけに保存されず解体されたのは残念でした。
入換に従事するモニ1473
台車
TRS-29
車輌概要
使用路線 -
配置検修区 西新井工場
所属編成数 1両
製造業社名 汽車会社
制御方式 抵抗カム軸制御
起動加速度 不明
減速度 不明
歯数比 4.20
最高速度 不明
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