topic
【東武】 試作ワンステップ車のゆくえ
-特長的な黒フロント車はいずこへ-
【H6】 2374号車 → 南部バス 497号車 U-LV324L改
黒フロントが特徴の2374号車、平成14年に姉妹車である2375号車が上尾に転属してから
足立では唯一のブラックフェイスとなっていました。
車内の座席にはハイバックシートが採用されており、特異な車両でしたが、南部バス移籍後も
ハイバックシートや黒フロントは継承されて活躍しています。
2374号車 公式側 東武バス足立営業所にて
(許可を得て撮影)
2374号車 非公式側 竹ノ塚駅にて
2374号車 非公式リア側 東武バス足立営業所にて
(許可を得て撮影)
南部バス 497号車 公式側 ラピア前にて
南部バス 497号車 非公式側 ラピア前にて
南部バス 497号車 非公式リア側 八戸営業所にて
(許可を得て撮影)
南部バス 497号車 車内 ラピア前にて
【H6】 2375号車 → 呉市交通局Im9414 U-LV324L改
足立時代に2374号車と姉妹車だった2375号車、スタイルもほぼ同じ形態で活躍していましたが、
平成14年に上尾に新製配置された9675号車(KL-HR1JNEE)と交換する形で上尾に転属します。

その後、平成18年12月、2374号車より一足早く除籍されてしまいました。
その後呉市交通局に転属、特長ある黒フロントは譲渡時に塗装されてしまいました。
三菱、日野製の車両の車両が多い中での富士重7Eボディは目立つ存在です。

また、平成24年3月末日をもって呉市交通局のバス事業は広島電鉄に譲渡されたため、
現在は白地に黄緑の広島電鉄カラーを纏って活躍しています。
2375号車 公式側 柏駅東口にて
2375号車 非公式リア側 (除籍後) 東武バス沼南営業所にて
(許可を得て撮影)

呉市交通局 IM9414号車 公式側 呉駅前にて
呉市交通局 IM9414号車 非公式側 呉駅前にて
(おまけ) 2374号車と2375車の差異
沼南に転属した際に、2375号車はセーフティウインドウとリアバンパーに手が加えられたようです。
具体的に写真で見てみましょう。

(左:2374号車、右:2375号車)
よく見るとセーフティウインドウ(バス共通カードのステッカーの貼ってある部分)埋められています。
上尾時代には埋められていなかったようなので沼南時代に埋まったと思われます。

(左:2374号車、右:2375号車)
この2台に共通していたのがオレンジ色のバンパーでした。
フロントが黒色であるためバンパーがオレンジ色になったと思われますが、リアバンパーもオレンジ色だったのが特徴的でした。その後2375号車については一般車と同様の黒色のものに変更されていたことから、おそらく何らかの事情(事故等)で交換した際に黒色のものになったと思われます。
【H7】 2439号車 → エアー沖縄 1号車 U-LV324L改
平成7年式の2439号車は大宮に所属するも、平成15年に八潮に転属、その後除籍まで同所にて活躍します。
フロントのパネルとバンパー間に白色のラインが入っていたのが特徴です。
また、H6年式と異なり、車内のシートが通常仕様に戻されています。

H23年度には、エアー沖縄に転属、ANAの空港の離島行きの便向けのタラップ〜ターミナル輸送に従事しています。
黒フロントは「ワンステップバス」表記が車両番号の1号車となっているものの残存しているほか、
前面にはハンドスコッチ受け等も新設されています。
2439号車 前面
八潮営業所は周辺の住宅のために前向き駐車が原則だったためにこんな写真しか…。
東武バス八潮営業所にて
(許可を得て撮影)
2439号車 公式リア側 東武バス八潮営業所にて
(許可を得て撮影)
2439号車 非公式リア側 東武バス八潮営業所にて
(許可を得て撮影)
エアー沖縄1号車 公式側 那覇空港にて
エアー沖縄1号車 非公式リア側 那覇空港にて
【H7】 2440号車 → 鹿児島交通 鹿児島200か1185  U-LV324L改
2440号車は葛飾営業所に所属し、主に綾瀬〜竹ノ塚エリアで使用されていました。
H7年式の車両は、先述する2439号車も同様ですが、フロントのパネルとバンパー間に白色のラインが入っていたのが特徴です。

H23-24年度ごろに、鹿児島交通に移籍したのが確認されました。
黒フロントのパネルは塗装されてしまったものの、セーフティウインドウは黒色のまま残存しています。
2440号車 公式側 綾瀬駅にて
2440号車 非公式側 竹ノ塚駅にて
鹿児島交通 鹿児島200か1185 公式側 鹿児島交通 鹿児島営業所にて
鹿児島交通 鹿児島200か1185 非公式側 鹿児島交通 鹿児島営業所にて
戻る
inserted by FC2 system