列車の運用形態
列車種別、優等列車の紹介

・本線系統(優等列車)
伊勢崎線には特急、快速、区間快速、急行、準急、区間急行、区間準急、各駅停車があります。
>>特急
・日光線特急
(スペーシア、直通特急)
 日光線特急は昭和4年の日光線開業時から運転されている東武の看板列車です。

●歴史
歴史は戦前から始まり、日光線の開業時に週末限定で運転された特急電車だったといわれます。
その後は浅草駅の開業やデハ10系の投入である期間は華があったものの、戦争に突入しをやむを得ず運休となりました。
 戦後は昭和23年から運転を再開、昭和31年にはDRCの前身である1700系が誕生し、その後併走する国鉄との激しいバトルが始まったと言えるでしょう。
昭和35年には国鉄157系に対抗する形でDRC(デラックスロマンスカー)が誕生し日光線特急はさらに発展、その後国鉄が日光対決から撤退すると、東武は日光へのアクセスを独占することとなりました。
現在運転されている100系(スペーシア)は平成2年にDRCに劣らない特急電車として誕生した車両で、登場から15年が経過するも未だ東武鉄道の花形列車として運転されています。

●運用
 スペーシアは「けごん号」と、「きぬ号」の2種類があります。
車輌はどちらも100系が使用されています。

基本的な運用範囲はは

 きぬ:浅草〜鬼怒川方面
 けごん:浅草〜東武日光間 となっています。
(平日夜間に運転されているけごん41号に限っては浅草〜春日部間の運転となっています)

また、下今市から東武日光、鬼怒川方面への連絡列車も運転されます。
これはきぬの乗客を鬼怒川方面へ、またけごんの乗客を日光方面へそれぞれ輸送するためで、特急列車の特急券を所持した乗客しか乗車できません。これには6050系が使用されています。

●JR東日本との相互直通運転
過去に国鉄時代に対決していた東武と国鉄(JR)ですが、平成18年3月のダイヤ改正から栗橋駅構内に設置された連絡線を用いて直通運転が行われています。

 (スペーシア)日光:JR新宿〜東武日光間
 (スペーシア)きぬがわ:JR新宿〜鬼怒川方面

●車両
東武線内での運転列車(きぬ、けごん)については全列車100系で運転されています。
なお、JR直通対応の100系も運用に余裕のある際には浅草にも顔を出します。

JR線への直通列車(日光・きぬがわ)はJR直通対応の100系(106〜108F)と>小山車輌センター所属の485系で運転されています。なお、485系の検査に伴う代走、繁忙期にはスペーシア、189系彩野で運転されます。
スペーシアで運転する際は列車名の前に「スペーシア」の名前がついています。

りょうもう

 りょうもうは浅草から伊勢崎線の館林方面とを結ぶビジネス特急です。
JRでは不便な館林、太田といった北関東方面へのビジネス客に好評のようです。

●歴史
 歴史は意外に古く、昭和のはじめに伊勢崎線への急行として運用されてきたのが最初で、当初は3210系などで運転されていました。その後5310系、1800系などが使用されました。
平成3年の200系投入から平成11年までは1800系と運用が混在していましたが、200系増備車の登場で全列車が200系列化され、種別が急行から特急に格上げされました。

●運用
 基本的には浅草〜赤城間の運用が主ですが、浅草〜伊勢崎、浅草〜葛生間の運用も存在します。ビジネス客の増加から、太田始発も多数設定されています。

利用客のほとんどは群馬の北関東方面へのアクセスで、この地域への交通手段は東武伊勢崎線のほかに優等列車の無いJR両毛線しかなく、都心から1本で行けると言う意味では利用率は高いようです。
また、観光客も多く利用しており、春や秋などの季節などは混雑する列車もあるようです。

●車両
 車両は200系、250系が使用されています。運用に区別は無く、両形式とも共通運用となっています。
運用に予備はありますが、万が一検査の都合などで予備車が無い時には1800系が使用されるようです。
(1800系を使用するときは車内設備の都合から料金の返還などを行うようです)
・きりふり、しもつけ、ゆのさと、(南会津)

●歴史
日光線の特急列車は、平成3年に快速急行として6050系で運転されていた列車を、200系の増備で余剰となった1800系を改造した300系、350系を使用し「急行」として運転したのが始まりとなっており、方面によって異なる愛称を用いて運用されていました。
運用当初は以下の4列車が運転されていました。平成17年に南会津が廃止、平成18年に「きりふり」と「しもつけ」が特急に格上げされ、「ゆのさと」が臨時特急となりました。

きりふり号:浅草〜東武日光間
ゆのさと号:浅草〜鬼怒川方面(野岩線には乗り入れず)
南会津号:浅草〜野岩、会津鉄道方面
しもつけ号:浅草〜東武宇都宮間
それぞれの各列車については以下にご説明します。

●運用

●きりふり号
基本的には行楽シーズンの臨時列車ですが、平日夜に浅草〜南栗橋間で運転されている「きりふり283号」に限り、ライナー的な役割で定期列車となっています。
「きりふり」は日光にある霧降の滝から由来しているようです。

●ゆのさと号
浅草〜鬼怒川方面が運用範囲ですが、基本的に定期運用の設定は無く、行楽シーズンの波動運転となっています。
「ゆのさと」は湯の郷である鬼怒川から由来しているようです。

●南会津号
南会津号は平成3年から平成17年まで、浅草〜会津田島間(野岩線、会津線直通)で運用されていました。
会津と東京の連絡列車として運転されるも利用者の減少は著しく、平成11年には1往復に削減され、平成17年には廃止となりゆのさとへと吸収されました。
平成17年の廃止後は会津鉄道によるAIZUマウントエクスプレスが鬼怒川公園に乗り入れ、鬼怒川公園でスペーシアと連絡するようになっています。

●しもつけ号
浅草から東武宇都宮を結ぶ特急で、上り列車が朝に、下り列車が夕方に、計1往復運転されます。
観光というよりも通勤用の面が大きく、一時期は「ホームライナーしもつけ」という愛称で運転されていた時期もあったようです。

また、こちらも時期運転の臨時夜行として、浅草から会津高原尾瀬口まで運転される尾瀬ハイカーの輸送目的の尾瀬夜行、冬季限定のスキーヤー輸送用に浅草から東武日光まで運転されるスノーパルもあります。

●車両
定期列車では、しもつけ1往復が350系で運転されています。宇都宮線内のホーム長の関係で4連が以上が入線できないため、350系の固定運用となっています。
深夜のきりふり283号は300系が使用されており、300系、350系ともこれらが唯一の定期運用となっています。

波動列車では、きりふり、スノーパル、日光夜行、尾瀬夜行が300系、ゆのさとが300系、350系で運転されています。
(ゆのさとは時間帯、輸送量などで両数が変動します)
スノーパル、夜行列車は1両が女性専用車となっており、300系には女性専用車のステッカーが貼られています。

なお、廃止となった南会津号は350系の運用でした。
300系・350系ヘッドマーク集
きりふり号
浅草〜東武日光間
ゆのさと号
浅草〜新藤原間
南会津(現在は廃止)
浅草〜会津田島間
しもつけ号
浅草〜東武宇都宮間
ビジネスライナーしもつけ
(現在は特急 しもつけ)
浅草〜東武宇都宮間
日光夜行(現在は廃止)
浅草〜東武日光間
・快速、区間快速

●歴史
快速は昭和40年から6000系を使用し運転される列車で、特急の補完を目的として浅草と日光、鬼怒川、会津方面を結ぶ列車です。現在定期列車では唯一会津、野岩鉄道と直通運転をしている列車でもあります。
スペーシアと比べて停車駅も多く所要時間もかかりますが、乗車券のみで乗車できるとあり、乗客からは好評のようです。
また、都心から春日部方面に行くのも便利なようで、比較的混雑しています。

現在は快速は朝夕のみ運転され、日中は平成18年に登場した区間快速が運転されています。
区間快速は浅草〜東武動物公園間の快速停車駅と日光線内を各駅に停車する列車で、南栗橋〜栃木間のアクセス向上と新栃木〜下今市間の普通列車の合理化として誕生しました。

●運用
浅草〜東武日光間及び鬼怒川線、野岩鉄道、会津鉄道を経て会津田島まで運転されます。
2連3本で構成される列車は以下の図のように切り離され運用されます。
なお、増解結作業は下今市(東武日光行と鬼怒川線方面行)と新藤原(会津田島行)で行われます。

●車両
定期運用の快速、区間快速は全列車6050系で運転されています。
日光線へは繁忙期などに通勤車による快速(8000系や30000系)が運転されます。
以前は鬼怒川線方面へ通勤車(8000系)の臨時快速が運転されていましたが、4扉故の寒地での暖房効果が薄い点と、抑速設備がなかったため勾配区間では空気ブレーキのみで運転されていたことから乗務員からも不評だったため、現在は運転されていません。
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